節税に活躍する青色申告

フリーで働くということは個人事業主として経費などの管理を分担することがなく、すべてを一人で行うことが多い。秘書代行などを頼んでいる場合も経費に含まれるが、受け取る金額は一か所になるため、何も対処をしないままでは経費や所得を含めたすべてが売り上げと判断されかねない。

さらに申告書には白色と青色があり、白色申告では節税につながらない。青色申告では帳簿を厳密に管理し、その帳簿も複式簿記という方法が必要なためあきらめられがちだ。これらを税務署へ提出することで税金が安くなるものの、手間や複雑なことが影響して白でも構わないと考えるフリーランサーは実際多い。

しかし青色申告では前もって税務署への届け出が必要になるものの、経費や所得控除を全体の売り上げから引くことができ、その引かれた後に税金がかかることで結果的に節税になる。この節税によって課税所得が減り、国民健康保険や介護保険といった保険料はこの減った課税所得に連動するため、安くすることが可能だ。混乱する場合にはこれらの管理を税理士などに委託することも可能だが、帳簿がつけられるのであれば自分で管理をした方が慌てないで済む。

この軽減額は平均的に20万弱とされ、フリーランサーとしての働き方を続けたいのであればこれらの知識を有効活用することで10年で200万の差額がでてくるため、この負担は長期的に見れば大きなものとなってくる。手間は増えるがその分メリットがあり、稼ぎが安定していないのであればなおさら負担を軽減させることが可能である。

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